配当利回りと配当成長率、最適なバランスを考えていますか?

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配当利回り・成長率の最適な比率はあるのか?

こんにちは。

「米国株で夢の配当金生活」のキュウゾウです。

配当再投資戦略を取る投資家にとって、投資対象の配当利回りと配当成長率をどの程度の値に設定するのかということは非常に重要な問題であり、またおそらく誰もが初期段階でぶつかる問題でもあります。

高い配当利回りはキャッシュフローの増加に直結することからかなり魅力的に映ります。特に投資初期で元本が小さい場合はその傾向が顕著です。しかし高利回り銘柄は概して配当成長率が低値のことが多く、その点は将来的な複利効果を考慮した際にとても大きなデメリットと成りかねません。

低利回り銘柄では上記と逆の問題が発生します。将来的には多大な恩恵にあずかれる可能性がある一方、初期にはキャッシュを生み出す力が弱く資産形成になかなか効果を発揮しません。

長期投資家がポートフォリオを作成するにあたって、どの程度の利回り・成長率を求めるのが最適なのでしょうか?

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具体例を挙げて比較してみる

高利回り・低成長銘柄か、低利回り・高成長銘柄か。

あるいはその中間に位置する企業が望ましいのか。

いくつか現実に則した典型的なパターンを挙げて比較検討してみましょう。

・比較対象

  • 高利回り・低成長 → 配当利回り5%、配当成長率2%(T,VZ,UVV等)
  • 中利回り・中成長 → 配当利回り3.5%、配当成長率7%(EMR,MCD,TGT等)
  • 低利回り・高成長 → 配当利回り1%、配当成長率15%(BEN,MDT)

※()は私のポートフォリオにおける代表銘柄

・方法

利回り・成長率から上記3区分に分けて区分別に長期投資をすると仮定します。

利回り・成長率は一定。

毎年100万円の追加投資と、配当金を再投資に回す設定です。

私の目標を配当金で設定している都合上、評価は年間配当金の額面にて行います。

・結果

年毎に頂ける配当金(税引き前)推移をグラフにて比較します。

40年後、圧倒的なパフォーマンスを示しているのは低利回り・高成長銘柄に配当再投資を実行した群で、その次が中間群、最下位は高利回り・低成長群という結果になりました。

高成長群は低成長群と比べてパフォーマンスに2倍以上の開きが生じています。

トータルリターンにおいても同様で、グラフは間延びした形になるものの結局は同様の結果にたどり着くわけです。

投資初期は目先のキャッシュを優先してしまい得てして高配当・低利回り銘柄に資金を集めてしまいがちですが、上記結果からは長期投資家のリターンにより大きな影響を与えるのは配当成長率だということが分かりました。

実際には高成長群への投資はお勧めしない

しかし、だからといって低利回り・高成長銘柄を中心にポートフォリオを作成してしまうことには賛成できません。

なぜならば上記の結果はリスクを無視した投資方法であり、加えて40年間15%の配当成長を達成できる企業など現実にはおそらく存在しないからです。

上記のシミュレーションで排除しているリスクは、低利回り・高成長率銘柄は将来的に成長鈍化が訪れるかもしれないという懸念です。また倒産リスクも考慮していません。

成長市場で生き残った企業・市場は成熟するに従って株価の伸びが鈍化し、同時に高利回り・低成長率へと特徴を変えていきます。現時点で毎年15%の配当成長を行っていたとしてもそれが何十年後もつづいている可能性はかなり低いでしょう。低利回り・高成長率の最たるものがグロース株だと考えると想像しやすいかと思います。

バリュー株への配当再投資戦略を掲げながら低利回り・高成長銘柄へ投資するということはグロース株よりの戦略を取っているということであり、さらに期間を長く設定するということはわざわざリスクを背負いにいっているということになります。

将来の夢を追って低利回り・高成長率銘柄を中心としたポートフォリオを作成することは長期投資的にはリスクの側面を抱えているということなので、その点は忘れないようにしたいです。

利回りと成長率のバランスが重要

また、先ほどは40年後の数値からシミュレーションの結論を出しましたが、人によっては40年後なんて全く想像もつかないような場合もあるでしょう。

正直私もあと40年生きられるとは思っていません。

上記で利用したグラフを20年に区切って見てみると、また違った結果が見えてきます。

20年だと期間が短すぎるため未だに順位の入れ替わりは完了しておらず、トップが中間群で僅差に低成長群、高成長群は両者の半分程度の位置にしか到達していません。

20年という数字は十分すぎる程”長期”の範疇に入ると思いますが、その数字を持ってしても配当成長率は十分な効果を発揮できていないのです。

つまり、「適切な期間において配当成長率がその効果を発揮するためには、ある程度の配当利回りが存在しなければならない」ということが示されているわけです。

高い配当利回りだけでも、高い配当成長率だけでも、リターンは最大化しません。

バランスが重要であり、投資期間や目的に応じて柔軟な選択が求められます。

目的に合った投資法を選択しよう

アーリーリタイアを望む人たちは恐らくある程度以上アーリーでのリタイアを望んでいるでしょう。55歳よりは50歳、50歳よりは45歳でのリタイアが投資に求められています。

投資期間10~20年程でリタイアを達成するつもりならば低利回り株への投資は極力控えるべきなのです。

上記20年の結果からわかるとおり、10~20年間のスパンにおいてパフォーマンスがいいのは高利回り・低成長群と中間群であり、こういった特徴を示す銘柄を中心にポートフォリオを構成する必要があります。

さらに付け加えると、アーリーリタイアを達成した後、その状況を継続するために必要な要素は成長性よりも安定性でしょう。

資産の爆発的な増加は期待できないかもしれませんが、高配当・低成長群の企業は成熟市場において生き残ってきた企業群であり、長期的な安定感は抜群というメリットがあることを忘れてはいけません。

またアーリーリタイア目的以外では、投資を始める年齢が比較的遅い方にも上記戦略が推奨されます。言わずもがな早期的な結果が求められる為です。

結果が出る前に病気で寝たきり、あるいはお陀仏なんて洒落にならないですから。

しかし、実際にある程度お年を召していたとしても「私は子孫に資産を残してやるために投資を行っているのだ。」なんていう方は成長率に目を向けた投資法を選択してもいいと思います。

私はどうしてもアーリーリタイア目的に話を展開してしまう傾向がありますが、投資目的が異なれば最適な投資戦略も異なってくるのは当たり前のことです。

投資を始めるにあたってまずは自分の目的をはっきりさせることが重要です。

あと何年後にリタイアしたいのか。

それとも仕事は継続して資産の最大化を図るのか。

老後に安定した年金の足しが欲しいのか。

どうですか?今の投資戦略はあなたにマッチしていましたか?

これから投資を始めようという方は上記のポイントを抑えることで、投資方針ブレブレで遠回りをするようなことなくスマートな投資指針が立てられると思います。